オンライン資格確認 導入記 (No.31)                 2024.1.8 更新

                                             

接続検証環境第二 を 設定する


医療扶助の試験環境は 接続検証環境第二 で行います。この試験環境は 2024.3月まで利用出来て, それ以降は従前の試験環境(第一)に統一されるように理解していますが, ONSに確認していません。

この設定にもいくつか落とし穴が用意されていて, 落ちるとなかなか這い上がれません。(-_-メ)


  1. 1.本番環境から 変更 するときは, 従前の 接続検証環境(第一)を設定します。

  2. これに関しては 電子処方箋 導入記(No.14)で記載しました。接続検証用の ID, PWに変更する必要があります。

  3. 2.接続検証環境(第一) から 接続検証環境第二に切り替えるときは ONS の「接続検証環境第二以降版 切り替え手順書」に従って 設定します。 連携アプリの切り替えにはp3に記載のある 「ChengeEnvironment_Extended」(v1.05) を使わないといけません。




連携アプリ, 顔認証 の切り替え画面です。ChangeEnvironment.bat を 管理者権限で 実行すると 以下の様なやりとりになります。



3. ONS から 「医療機関等運用テスト模擬患者テストデータ一覧_Ver3.00A.xlsx」をゲットします。

顔認証でなく 保険証(医療圏)確認のための 模擬患者を 登録します。



4.  生活保護単独の例 として B037を登録してみます。(これに限りません)  最初A007 など A番号を登録入していたのですが, これはマイナンバーカードと紐付けしたデータになるので, 混同しないことです。ここも穴でしょうか。



右の方に 負担者番号, 受給者番号, 生年月日が記載されています。



5. 健康保険と公費併用の場合の例として B045, B046 (同一人物) を登録してみます。


右の方に医療情報が記載されています。



6. 上記の3件を 試験環境(第一) あるいは 試験環境第二の Edge画面で登録します。私は これは試験環境第一 でやらねばならないと思って, いったん, ChengeEnvironment で 第一に戻ってから 登録したのですが, 第二にも同じ設定項目があり, ONSに聞くと どちらでもいいということでした。(-_-メ)



セットアップ画面で登録します。



7. 試験環境第二 の Edge画面で「環境設定情報更新」の画面の 医療扶助のデータを「利用する」という項目を選択て更新します。これをしないと 医療扶助のresは返ってきません。ここも落とし穴です。





8. Edge画面なら, これで 確認できるはずですが, 連携アプリの場合, 模擬患者 (試験 扶助一子 など) を電子カルテに登録して, その保険情報に上記のデータを入れ込んで, オンライン資格確認すれば resが返ってくるはずです。内容は No.30に記載したような内容になるはずです。


9. B045, B046は 同一人ですが, 健康保険部分と, 医療扶助部分を2回に分けて オンライン資格確認します。

連携アプリを使う場合は, 電子カルテ側に, 受診者の健康保険情報を, いったん 医療扶助情報に差し替える, というしくみをつくって, 2回 資格確認を行うことになるのでしょう。