Filemakerでレセコンと電子カルテを自作しよう

 

診療レコードとRelation

FMbatの診療の生データは D File 1 レコードで 診察, 検査, 処置のFieldをすべて含んでいますが,  たとえば診察行為のときは それ以外のFieldが空になるわけです。有効データが入っているFieldから判断して それらの最終コード(Key)を決め, 診察, 処置, 検査, 等に振り分けます。それらのレコードを診療日ごとにB Fileで表示すれば, その診察日の診療行為,検査などが一覧できて, 診療代金も計算できますし, その月のレコードを C Fileで表示すれば月のレセプトが作成できるわけです。


D Fileの診療レコードの例

Pre....0 (A, B, C...)

診察券番号...5678

日付...2014/09/25

回数...1 (2, 3,...)

------------------------

診察コード...2D1

診察名称...初診

診察点数...282


検査コード...

検査名称...

検査点数...


処置コード...

処置名称...

処置点数...

------------------------

最終コード...2D1

最終名称...初診

最終点数...282

Pre....0 (A, B, C...)

診察券番号...5678

日付...2014/09/25

回数...1 (2, 3,...)

------------------------

診察コード...

診察名称...

診察点数...


検査コード...

検査名称...

検査点数...


処置コード...創傷処置1

処置名称...SS1

処置点数...45

------------------------

最終コード...SS1

最終名称... 創傷処置1

最終点数...45

Pre....0 (A, B, C...)

診察券番号...5678

日付...2014/09/25

回数...1 (2, 3,...)

------------------------

診察コード...

診察名称...

診察点数...


検査コード...GLC

検査名称...グルコース

検査点数...11


処置コード...

処置名称...

処置点数...

------------------------

最終コード...GLC

最終名称...グルコース

最終点数...11

Relationは基本的に, Pre, 診察券番号, 日付, 回数の4点で構成しています。

(1)Pre...保険証が月の途中で替わったときに, Preを”0”, “A”, “B”などと変えて, 同一受診者をその月だけ別人としてレセプト作成する。同一人で2件のレセプトを請求します。

(2)診察券番号...基本的にひとり1番号とする。

(3)日付...日付が異なるとレコードも異なる。

(4)回数...同一日診療もあり得るので, 同一日で最初の診療から, 順に1, 2, 3...と増加させる.

* B File(日々の診療)とD File レコードはこの4点でrelationする。

**C File(レセプト)と D Fileでは 日付部分を年, 月(2014年5月なら 2014, 5)とする, 回数は非関連, そうすると, 同等のレコード(例えば再診, 創傷処置など)が複数生じることになる。それらを “再診 x 5(回)” というように回数表示させねばならない。




非表示のためのRelation

レセプトで 回数表示“ x 5回”となったときは, 4個のレコードは非表示になります。それを実現するには個々のレコードに”残”, “消”の値を付与して, relationに組み入れ, “残”のみ表示させます。

この”診療項目の包括化”は次のFMbat_3に記します。


“繰り返しField”は使いません

“繰り返しField”はFilemakerがまだ, relational機能を持たない時期(v2以前)の苦肉の策ではなかったかと想像します。 “繰り返しField”を使わなくてもralation機能でまったく問題無くソフト開発はできます。Filemaker社としては, 互換性を維持するために最新Versionに至るまで “繰り返しField”を使えるようにしていますが.... これを使ってしまうと, あとで変更しにくくなるのではないでしょうか?

しかし, 繰り返しfieldも使い方によってはかなり便利な機能です。Filemaker_Tech2123