電子処方箋 導入記 (No.17)
実際にやってみると(その6) 処方箋控えを取り寄せる
署名付き確定電子処方箋が受け入れられて, id, Access Number (引き換え番号)が得られたら,
電子処方箋の控えを 取り寄せて 印刷して患者さんにお渡しします。
要求XMLは 簡単なもので id を記載してあれば OKです。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="no"?>
<XmlMsg>
<MessageHeader>
<MedicalInstitutionCode>9918000010</MedicalInstitutionCode>
<ArbitraryFileIdentifier>Sample</ArbitraryFileIdentifier>
</MessageHeader>
<MessageBody>
<PrescriptionId>f74b8a66-6079-4439-8396-c6e13ed457e0</PrescriptionId>
</MessageBody>
</XmlMsg>
File名は EPSsiPIR06req_xxxxxxxxxxxx.xml です
で これを投函すると
実におおきなFileが返って来ます。
EPSsiPIR06res_xxxxxxxxxxxx.xml
通常のxmlは700バイトくらいですが、これは700Kバイトくらいあります。約1000倍の大きさです。
CotEditorで 読ませると、表示されるまで、 数秒間かざぐるまが回ります。
この大きなFileはサーバーにも通信にもかなりの負荷がかかるでしょうね。いまは 電子処方箋の発行が少ないですが、これが頻繁になったら、通信の効率が落ちるのではないか, ひいては電子処方箋作製作業効率が落ちるのではないかと危惧します。ただ, 厚生労働省のいうには, これは国民が電子処方箋に慣れるまでの暫定的な対策であるということです。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="no"?>
<XmlMsg>
<MessageHeader>
<CharacterCodeIdentifier>0</CharacterCodeIdentifier>
<SegmentOfResult>1</SegmentOfResult>
<ArbitraryFileIdentifier>Sample</ArbitraryFileIdentifier>
</MessageHeader>
<MessageBody>
<PrescriptionReferenceInformationFile>
JVBERi0xLjcKJe+/ve+/ve+/ve+/vQoKMSAwIG9iago8PAogIC9UeXBlIC9DYXRhbG9nCiAgL1BhZ2VzIDIgMCBSCj4+CmVuZG9iagoKMiAwIG9iago8PAogIC9UeXBlIC9QYWdlcwogIC9NZWRpYUJveCBbIDAgMCA1O
省略
SAwMDAwMCBuIAowMDAwNTcxNzUxIDAwMDAwIG4gCnRyYWlsZXIKPDwKL1NpemUgMTMyCi9Sb290IDEgMCBSCj4+CnN0YXJ0eHJlZgo1ODY3OTkKJSVFT0YK
</PrescriptionReferenceInformationFile>
<ProcessingResultStatus>1</ProcessingResultStatus>
</MessageBody>
</XmlMsg>
<PrescriptionReferenceInformationFile> 靑字部分 </PrescriptionReferenceInformationFile>
の靑字部分を Filemakerの Base64decode関数で decodeすると PDF Fileに変換できます。
これを印刷して渡します。
これで 一連の作業は追試・検証できました。