オンライン資格確認 導入記 (No.8) 2021.6.3 更新
オンライン資格確認 導入記 (No.8) 2021.6.3 更新
これまでのまとめ
これで, 基本的な設定作業は一区切りつきました。
ここらで ちょっと導入過程をまとめてみます。あくまで自力でやるときの方策です。
1.光回線の導入は必須ですね。NTTがいいと思います。もし未実施なら, 早めに導入手続きをしたほうがいいでしょう。IPv6の通信が使えないと, テストもできません。
2.医療機関等向けポータルサイトに登録する。
これはすべての医療機関が対象になります。
顔認証端末は無償で提供されますし(機種を指定します), 資格確認端末(パソコン),それ以外の費用も補助されるので,手続きをします。
最新の各種手順書がdownloadできますが, ソフト自体はここにはありません。
登録が完了すれば マスタアカウント(接続試験用, 本番用)を downloadできます。
数日後に郵便で認証局の電子証明書(有料)をdownloadするためのパスワードが送られてきますので, これもゲットしておきます。
3. ONSベンダーサイトに登録してもらいます。ここでは技術的な資料, ソフトそのものがdownloadできます。
4.資格確認端末(Windows10 Enterprise)を注文します。いまは 10社くらいが販売していると思います。
5.ルータを注文します。(なくてもTESTはできます。)
6.資格確認端末のセットアップを手順書にそって行います。
Windowsを使いこなしている方なら, たいして難しくはないと思います。
資格確認端末はメーカーのほうで, かなりの基本設定を済ませて出荷していると思いますが, その設定が古かったり, 不十分だったりしますので, OqsComAppのアカウント作成から, 一通りチェックする必要があります。
7.IPv6の設定を行います。手順書にそって行います。NTTでも東と西で設定が少し異なります。
8.順当にセットアップが行われたら, Edgeでの保険証資格確認画面が拝めます。
ここで, 接続試験環境, 本番 それぞれ マスタアカウントを入力して, そのPW変更と,管理者アカウント, PWの設定を行います。(接続試験環境のものもあとで使います), 必要に応じて,その他, 連携アプリ, 顔認証カードリーダアプリのための アカウントを作成しておきます。これらは本番用だけでいいと思いますが, 接続試験をするなら, それも作成します。
9.配信アプリをinstallする(すでにしてあるかもしれません) 配信アプリが思惑どおり稼働すれば, すべてのアプリが自動で更新されるようなのですが...
10.連携アプリをinstallします。(すでにinstall してあるかもしれません), ただし共有Folderの設定, 資格情報の設定, タスクスケジューラの設定などは追加設定する必要があります。
最後に忘れてはいけないのは, “接続環境の切り替え”です。連携アプリをinstallした段階では, それは接続試験環境になっており, 資格情報の設定のところで, 本番用のID, PWを設定していると, 正しい回答が得られません。手順書に従って, 接続環境の切り替えが必要です。(road6,7)
11. 顔認証カードリーダを設置, セットアップを同封の指示書, 手順書に従って行います。ここでも 本番用 アカウントを使うなら, 接続環境の切り替えが必要です。