Filemakerでレセコンと電子カルテを自作しよう
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労災保険 C_RECEPT
労災保険の様式第3号で請求する場合
現在, 労災保険もオンライン請求ができるのですが, 月にせいぜい 1-2件という医療機関では, 紙請求が多いと思います。紙請求で労災保険に対応しました。
1すべての欄に自動印刷をすることを意図していません。OCRで読み取る部分(上段のマス)は手書きします。3号用紙そのものは印刷されませんので, あらかじめ, 3号用紙にうまく上書き印字できるようにレイアウトを微調整します。
2保険種別は A Fileで「労災」10割を選択してください。カルテ記載は通常の保険と同様に記載します。レセプト計算も同様に1件処理します。(レセプトの連続計算では保険が 労災, 自費, 未確定の場合, 計算されません。)
3C File 印刷画面から[労災]のボタンで 労災保険画面に飛びます。傷病名, 経過, 事業所, 所在地はキーボード入力します。
① 最終請求額( ④ + ⑥ ), これを上のマスに手書きします。この数字は印字されません。
② 赤枠の各項目の小計は参考値です。印字されません。
③ 赤枠の点数の合計が表示されます。
④ 上記の合計 x12 (円)が表示されます。
⑤ 再診,指導の回数を手入力すると,それぞれ x1390, x920 (点) が自動計算されます。これは保険改定時に変更されたら,定義(C285, C286)を書き換える必要があります。
⑥ 小摘要欄の合計金額
⑦ 療養の給付請求取扱料2000円, 救急医学管理加算1200円は 頻繁に請求するので, 黄色欄でドロップダウンして入力します。Exitのタイミングでスクリプトトリガでそれが小摘要欄に自動入力されます。金額も読み取られて, [その他]の項目に計上されます。3項目まで入力できます。それ以上のときは, [その他]の金額記載を工夫する必要があります。
⑧ 指導内容をロップダウンして入力します。スクリプトトリガでそれが摘要欄に自動入力されます。
摘要欄の記述について
① 労災の処置,手術は手, 露出部四肢において,それぞれ x2, x1.5倍の加算ができます。それは, B Fileのみざみ値(きざみ値入力画面)で対応します。オンライン請求では, きざみ値は数値として表示されますが, 紙では記載されません。ここでは, 不問にします。上記の例では,
手術基本点数470 (手の加算) x 2 = 940 。
② 労災保険の様式第3号で請求する場合は 初診 再診は 右欄で別計算しますので, 摘要欄には記載しません。そこで非表示にしたいレコードの左端の小さなボックスにチェックを入れます。さらに右手の[労災-非表示]ボタンをクリックすると消えます。もう一度元に戻したいときは, 再度[労災-非表示]ボタンをクリックして ディアログの中で[もどす]にします。