Filemakerでレセコンと電子カルテを自作しよう

 

R_FLOPPY    電子レセプト

① 現在のレコードをすべて削除して, Cのレセプト書き出し処理の準備をします。このFileのレコードは何度でも Cから書き出すことができます。

② Cのレセプト書き出しが終了すると, 自動的に R_FloppyのFileが開きます。この”点数check”ボタンで書き出されたデータに不備がないかcheckします。問題なければ. “問題ありませんでした”と表示されます。

③ 電子レセプト最終行が表示されます。

④ 電子レセプト最初行が表示されます。

すべて問題なければ, このFileのデータを”別名で保存”します。”現在のファイルのコピー”を選択して, 社保, 国保が区別出来るような適当な名前を付けます。この保存は Server&ClientsのClient サイドではできないので, 単独使用時に行ってください。

2. 同日再診時の エラー

同日再診時に 1回目(初診/再診)と同じ診療行為を行ったときは(たとえば院外処方発行), レセプト計算の日付記載部分で整合性がとれず,エラーになってしまいます。(下図の青いサークル)

この理由は, この日付部分のデータ作成の設計が, 1種類の診療行為は1日に1件, という原則に基づいているからです 。これをさらに自動計算させるためには, 根本から計算システムを大きく変えなければなりません。複雑な変更になるので, FMbatでは これはやめました。同日再診は, 多くても月に1 -2件ではないでしょうか。それくらいなら, レセプト作成の最後の段階で手動で補正しても手間にはならない,と考えました。その補正を楽に確実に行うために, エラー時に 同日再診時のエラーであることを明示して, わかりやすくしました(上図 赤いサークル)。ここに同日再診の受診日を表示させました。上記の例では25日が3回, 29日に2回の受診があったことが分かります。なので, ここは”全項目2”レイアウトで

IY,,1,620006275,1,,5,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,1,,,,1,,   →  IY,,1,620006275,1,,5,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,3,,,,2,,  )

と修正します。他の赤字のエラー行も同様に手動で修正します。(下図)

最後に再度 点数check の処理をかけると, 以下の メッセージがでますが, “修正済み”で切り抜けます。

3. 電子レセプト(Receiptc.uke)書き出し

① 全レコード表示 and ソート されます。

② plain text で 書き出されます。Receiptc.uke と名前を付けます。tab形式で, R033をexportします。このとき, もし オンライン請求がWindowsで設定してある場合は, この操作をWindowsマシンで行う必要があります。改行記号がMacとWindowsで異なるためです。

③ 電子レセプトに不備があるときは, “点数check”ボタンを押した操作で, 表示されますが, もう一度抽出するときは, このボタンを押します。

1. 概要